ラーメンマンのブログ

大学院生。読書メモを書こうと思ってます。

磯田道史『歴史の愉しみ方』

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立ち読みしてて、「歴史を学ぶ意義」のヒントになりそうな文があったから買った。

 

この「震災の歴史に学ぶ」って章に面白い話があった。
原発のあるところに大津波がきたのか、別のとこにきたのか、古文書をどう解釈するのか、って話。

 

 

発電所を動かすのにも古典教養が要る時代になったらしく電力会社は琵琶湖沿岸の長浜に津波がきたという古文書を探し出し、フロイスのいう津波滋賀県の長浜のことである可能性をにおわせる報告書を提出した。」…

 

 

「さて原発を動かすにしろ止めるにしろ正確な情報が必要だ。私は日本中の古文書を沢山みている。何かの参考になるかもしれないから書いておく。私の見解をいおう。若狭に津波がきたか否かの議論は、実は十七世紀のパリで一度結論が出されている。」…

 

 

著者はこれからおこる地震の被害をなるべく減らそうと歴史を読み解いてるよう。

震災と歴史って考えるとちょっと実用的な感じがした!

 

 

「歴史を学ぶ意義」というと「実用性」が必要な感じがするけど、実用性から離れたところにもきっと意義があるんだろーなぁ…

でもよくわからん!

 

 

もっと本よもーっと。